ユーチューバーへ華麗なる転身!?やっぱりな結末

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●ユーチューバーへ華麗なる転身!?やっぱりな結末●

こんにちは、みなさんはこのコロナ禍でいつも通りの生活を普通に続けていられてますか?

私は決して余裕のある生活とは言えませんが何とかやってます

 

私の友人で飲食店を経営していた仲間がいます、経営していた、と言うのは、ご想像の通りコロナ禍で閉店せざる負えない状況になってしまい、昨年の秋に数店舗有るお店をたたむことにしたのです

 

何故そんなに早い決断をしたのかと言うと「今ならまだ従業員に給与と退職金を払っても僅かながら残る、早く決断して早く次に進むんだ!」

私ならズルズル引きずって躊躇してしまうような事をズバッとやって退ける人間でした

私はいつもそんな彼を「すごいな~俺にもあれくらいの決断力が欲しいもんだ」なんて思っていたものですが・・・

次に進むべき方向?

もちろん何をするのか気になりますよね、聞いた時に聞き間違えかと思いましたよ「俺はユーチューバーになる」と・・・

彼には奥さんと子供二人、子供と言っても一人は成人しておりもうひとりは大学生でもうすぐ卒業予定です、奥さんも働いており、生活の心配は無いとのこと

仲間なら誰でも思いますよね「え、そっち?そっちに行くの?」

 

一応言いますよね?「おいおいお前いくつだよ、そんなの無理に決まってんだろ?小学生かよ(笑)」と言うと

A「お前だってユーチューブもブログもやってんじゃねーかよ」

私「お前そりゃ本業が有って、暇な時にやってるだけじゃん、だから別に儲からなくてもいいんだよ、お前は本業にするつもりなんだろ?」

A「そーだよ、俺だって店やってる時にユーチューブもやってたし、ブログだってツイッターだってやってたから、そのフォロワーさんだって見てくれるに違いないよ」

私「お前そりゃ甘いよ、そんなんで食えるならみんなユーチューバーになってるよ、せっかく余ったお金なら堅実的に使ったほうが良くないか?奥さんはなんて言ってんの?」

A「あなたの自由にすればって、今まで頑張ってきたからいいチャンスかもよって・・・」

私「・・・そうなんだ」

 

もうそれ以上は言えませんよ、だって奥さんの許可が降りてるなら私がとやかく言ったって仕方有りませんから

私「何をやるつもりだ?何かに特化したものにするんだろ?」

A「まだハッキリは決まってないんだけど、趣味を生かしたもの、例えば釣りとか、ゴルフとか、キャンプなんてのも良いな~どれが良いと思う?」

私「そりゃ俺は何が良いよなんて言えないけど、お前が一番得意な事にすれば良いんじゃないの?誰にも負けないものだろうな」

A「誰にも負けないかどうかは分からないけど、小さい頃からやってる釣りなら知識も腕も有るぜ~」

私「そうだな、でも本当に言っておくぞ、今はググれば何でも答えは出てくるし釣りの動画なんか腐るほどアップされてる、余程特化してだれも知らないような知識が有るとか面白すぎるとか要点が纏まっていて飽きないとか・・・」

A「分かってる分かってるって、お前が心配してくれるのは嬉しいけど、やれば何とかできるって、やってやれないことは無いだろ!」

 

という事で彼はユーチューバーへの道を進み始めたのです

ここでチャンネルの紹介は彼の名誉のため言いませんが7ヶ月経った今現在、未だ登録者数は1000人には程遠く再生回数も毎回300人にも満たず・・・多難な日々を送っています

毎回朝から晩まで近場の釣りスポットへでかけ仕掛けの作り方から餌の紹介、車への積載の仕方や釣った魚のさばき方からその場での食し方迄、ありとあらゆる事をやっているのに視聴者や登録者が増えていかない・・・

正直私は面白い動画で良くできていると思うのですが、他の人達の動画も面白いし良くできていますよね

そうなんです、同じ様な動画はいくらでも有るのです

もっと言えば奴が女だったらまだ良かったのかもしれません、良く見ますよね、少しパンツが見えそうだとか、胸が殆ど見えてんじゃんなんてユーチューバーが(笑)

そういう人は同じ様な事をやっているのに始めたばかりで登録者数がドカン!視聴回数ドカン!って感じで爆発してますね、まあ男の本能なので仕方有りませんね、上手い戦略ですよ(笑)

そういう風なやり方で登録者数を増やす事ができる女はいいですけど圧倒的に男は不利ですよ

余程誰もやったこと無いようなずば抜けた才能か頭脳を持っているか、最初から有名人じゃないとこれからのユーチューバーは太刀打ちできないでしょうね

もう300万円も溶かしてしまったそうです・・・ユーチューブに使う機材や行動費他もちろん生活費も有りますから

 

彼からも本音がチラホラ出てくるようになりました「あ~あ、あの時お前の言ったとおり別の事業を考えれば良かったかな、でもさ、何かもう人を使うのに疲れたんだよね」

その言葉を聞いた時に私は何も言えなくなってしまいました

そうか、こいつは相当苦しかったんだな・・・責任感の強いやつだから何とかして従業員の為に存続させようとしたけど、どう計算しても採算が取れなかった、せめて退職金と思ってやってやった事だったっけ

コロナが憎いな、本当に良い奴だから従業員も最後までついて来たし、今でも「また何かやるんだったらAさんのところでやりたいから声かけて下さい!」なんて皆言ってくれるほど人間的に信用できる奴なのに、何でこうなっちゃうのかね

 

生きていくための方向転換

そんな事を言っていても始まりません、生きていくためには収入が無ければどうしようもありません

Aは言ってました「やることを好きなだけやらしてもらったよ、今までこんなに自由に時間を使えた事は無かった、面白かったよ、もう決心がついたよ」と微笑んでました

私は思いましたよ、Aは大体有言実行で、やったことはほぼ成功するタイプ、何でもやって退けるタイプですが「ユーチューバーだけはダメだったな(笑)」と

でもユーチューバーは続けて行くらしいです、事業を始めるほどのお金が残っていれば何かを始めたかった様ですが、もうお金は残って無いらしいので・・・雇われ仕事をしながらコツコツと続けて行くと言っていました

 

この結果がこの先吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、あの時の選択はとても重要だったと思います

もちろん結果論で誰にも正解は分からない事だと思いますが・・・

 

コロナ禍で色々な状況の人を目の当たりにしていますがこんな時こそ岐路に立った時の選択はとても重要です

何度も言いますが、何が正解かは誰にも分かりませんが、今は無難だと思われる方向へ、とりあえず舵を切る方が良いのでは?と思ってしまう小心者の私です

「だからお前は大物になれないんだよ!」

と仲間に言われますが、それが私の生き方なのでそれも正解です、逆を言えば何かに賭けて未来を切り開こうとするのも正解ですね

それは私にはとても羨ましい生き方でもあるのでした

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